なぜ、年齢とともに口臭が気になるのか?
年齢でお口の筋力が落ちている
筋力低下で唾液の分泌が減る
唾液腺は筋肉に囲まれています。嚙む力などの筋力が衰えると唾液の分泌自体が減ってしまいます。
筋力低下で舌が下がり、口呼吸になり口が乾燥する
舌が下がると気道をふさいでしまい、睡眠時無呼吸症候群になるケースもあります。無呼吸になるとどうしても口で息を吸おうとしてしまい、口呼吸になり、結果として口が乾いてしまいます。
口輪筋の衰えで口が開いて口呼吸になる
口輪筋は口を閉じる筋肉です。これが衰えると口をしっかり閉じることができずに、口呼吸になり、口腔内が乾燥してしまいます。
飲む薬が増えている
年齢と共に、飲む薬が増えている方が多い。薬には副作用があり、口が乾くことがあります。
更年期などホルモンの変調で口臭になるケース
ホルモンのせいで口臭になりがちなケースはこちらです。
- 妊娠時口臭
- 月経時口臭
- 思春期口臭
- 更年期口臭
(出典:日本口臭学会「口臭への対応と口臭症治療の指針 2014」 p.10)
女性の場合、更年期で体質が変化すると口が乾きやすくなる
イライラ等で唾液が減る
更年期障害でイライラや不安などが募ることで、唾液の分泌が減少します。
唾液中の免疫力が落ちる
サラサラした唾液はお口の汚れを洗い流す物理的な洗浄効果がありますが、それ以外にも免疫力による細菌繁殖を抑える効果があります。しかし、更年期では唾液中の免疫力が落ちてしまいます。
抗うつ剤の服用
イライラ・不安などの精神的な影響が強い更年期障害では、抗うつ剤を服用される方もいらっしゃいます。その副作用で口が乾いて口臭の原因になることがあります。