他の人のコーヒーとタバコが混じった口臭は最悪と感じている方は多いのではないでしょうか。上司と話していても口の臭いが気になって内容が入ってこないという方や、恋人でも顔を近づけるのをためらってしまう方もいることでしょう。そこで、コーヒーとタバコがまざる最悪の口臭の対処法をお伝えします。

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1.タバコとコーヒーが混ざるとなぜ最悪の口臭になるの?

それにしてもタバコとコーヒーが混ざるとなぜ最悪の口臭になるのでしょうか?まず口臭の原因は口腔内に常在している嫌気性細菌という増殖に酸素を必要としない細菌が、食べかすや飲み物に含まれている有機物をエサにして増殖する際に、揮発性硫黄化合物を発生させます。

揮発性硫黄化合物とは、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド、硫化水素ですが、それらは玉ねぎやキャベツのような野菜が腐った臭いがします。

コーヒーの粒子は細かいですが、コーヒーは歯や舌に付着しやすい物質です。わたしたちの歯には、虫歯から保護するために唾液から作られたペリクルという物質がバリアのようになっているのですが、ペリクルはコーヒー色素に含まれるものと反応して、ステインという歯や舌に付着しやすい物質になります。

それで、口腔内のコーヒーの残り物質と嫌気性細菌が反応し、メチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物が発生するのです。コーヒーはもともと香りがするものですから、コーヒー本来の香りと揮発性硫黄化合物が混ざり臭いは強烈になります。

さらに、コーヒーは唾液の分泌を抑えてしまい、口臭をさらに悪化させてしまいます。唾液には殺菌作用があり、口臭を抑える働きがあります。

しかし、コーヒーのカフェインには血管収縮作用があり、血流が悪くなると唾液の分泌量が減ってしまうのです。またコーヒーのカフェインには利尿作用があり、体内の水分量が減って唾液の分泌が減ってしまいます。

では、タバコを吸うとどうして口臭がきつくなるのでしょうか?タバコの中にはアンモニアやスカトールという悪臭のもとになる成分が含まれています。アンモニアは糞尿に含まれる物質ですので、悪臭を放つということはわかるでしょう。

スカトールとは何でしょうか?スカトールも実はわたしたちのうんちに含まれている物質です。タバコにはうんちに含まれているのと同じ物質が入っているわけですから悪臭を放つ理由がわかります。

それで、コーヒーを吸いながらタバコを吸うと、まずコーヒーが原因で野菜の腐った臭いがするメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物が発生します。そして、タバコを吸うとうんちと一緒のアンモニアとスカトールが発生します。

そしてタバコのニコチンにも血管収縮作用があります。コーヒーのカフェインで血管が収縮したところに、タバコのニコチンでも血管が収縮することで、さらに唾液の分泌が悪くなります。それで、メチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物が発生しやすい状態になります。

コーヒーとタバコを同時に摂取すると、野菜の腐った臭いとうんちの臭いが混ざりますので、コーヒーとタバコの混ざった口臭が最悪だというのもうなずけるのではないでしょうか?

2.どうしてタバコとコーヒーは相性がいいの?

タバコとコーヒーが混ざると最悪の口臭になるなら、それを止めたらいいと単純に考える方もいますが、それが難しいと感じる方は多いのではないでしょうか?

禁煙を試みたものの、食後のコーヒーとタバコが止められず、禁煙を断念したという方は多いのです。でも、どうしてコーヒーとタバコは相性が良いと感じる方が多いのでしょうか?

それは、コーヒーのカフェインとタバコのニコチンの関係が関係しているかもしれません。タバコを吸うと、ニコチンが体に摂取されます。そうすると、わたしたちの体からはドーパミンが分泌されます。

ドーパミンはモチベーションアップや気持ちが良くなる脳内物質です。仕事のやる気が起きない時にタバコを一服するとやる気が出てきたことがある方や、ストレスでイライラしている時にタバコを吸ってイライラが静まった方がいるのはそのためです。

そのドーパミンを誘発するタバコのニコチンと一緒にコーヒーのカフェインを体に摂取するとどうなるのでしょうか?

コーヒーのカフェインは血管を収縮させる働きがあります。そうすると血流の流れが悪くなり、血液の濃度が濃くなります。血液の濃度が濃くなると、血液中のニコチンの濃度も上がり、よりドーパミンがたくさん分泌されるのです。

ですから、禁煙してタバコとコーヒーの組み合わせを止めたいと思っても、ストレス社会の現代においては簡単なことではないのです。

タバコとコーヒーの混ざった口臭を緩和させることはできないの?

では、タバコとコーヒーの組み合わせを止めるのが、なかなか難しいことがわかりましたが、どうしたらタバコとコーヒーの混ざった口臭を緩和させることができるでしょうか?

2-1.深呼吸

タバコを吸うと、肺の中にどのくらいの時間タバコの煙が残るのでしょうか?何と5~10分留まってしまうのです。そのタバコの煙が徐々に口から出ていきます。
その肺に溜まったタバコの煙をできるだけ速く吐き出す方法が深呼吸です。もちろん一気に全てのタバコの煙を吐き出すことができるわけではありませんが、肺の中のタバコの煙を減らすことで口臭を緩和できます。

2-2.水を口に含む

コーヒーのカフェインとタバコのニコチンで血管が収縮し、唾液の分泌が悪くなることがさらなる悪臭につながりました。抗菌作用を持つ唾液が少なくなると嫌気性細菌の活動が盛んになります。さらに口臭は悪化します。
それで、口の中の唾液を回復させることで口臭は緩和できます。口の中に水を含むと、その水が唾液腺を刺激し、呼び水となって唾液が分泌されます。

さらに水分を体内に取り入れると、カフェインの利尿作用で減った体の水分量が補われるので、唾液が分泌しやすくなるのです。

また、水の他に緑茶やウーロン茶を口に含むこともおすすめです。緑茶やウーロン茶にもカフェインが入っていて、取り過ぎは禁物ですが、代わりにカテキンが入っています。カテキンも言わずと知れた抗菌作用があるものですので、口臭を緩和できます。

2-3.うがい

うがいは口の中の細菌を減らして、口臭を緩和するのに良い方法です。嫌気性細菌が盛んになる時に口臭は悪化するわけですから、その嫌気性細菌をうがいで減らしてしまおうということです。
さらにうがいによって、嫌気性細菌がエサとするコーヒーの粒子やその他の食べかすなども流し去ることができますので、そうした方向でも効果的です。

2-4.歯磨き

歯磨きも口臭を緩和するのに役立ちます。歯にコーヒーの成分が付きやすい話をしましたが、タバコのタールも付着しやすいです。特に歯と歯茎の間、歯の裏にタバコのタールが付きやすいので、そのポイントを念入りに磨きましょう。

2-5.舌磨き

コーヒーの粒子、タバコのタールは歯だけでなく、舌にも付着します。それで、舌に付いたコーヒーの粒子やタバコのタールも除去したいのです。
舌はどのように磨いたらいいのでしょうか?歯ブラシでゴシゴシ、歯と一緒に磨く方もいますが、それはあまりおすすめできません。舌は傷つきやすいので、歯ブラシでゴシゴシしてしまうと舌苔という舌に白い苔が生えたような状態になりやすくなってしまうからです。舌苔ができてしまいますと、慢性的な口の臭いに悩まされることになります。

それで、舌を磨く際は、舌磨き専用のブラシを使用しましょう。舌ブラシは幅広でしっかり舌の掃除ができるもで、柔らかいものを選びましょう。

2-6.ガム

ガムを噛むのも口臭を緩和できます。ガム自体にミントなどの臭いを緩和するものが含まれていますので、口臭を緩和できるという側面があります。
しかし、それだけでなく、ガムを噛むことがおすすめなのは、ガムを噛むと唾液腺が刺激され唾液が分泌されるからです。唾液分泌の観点で言うと飴をなめることも有効です。

3.まとめ

コーヒーとタバコが混ざる最悪の口臭についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?コーヒーとタバコが混ざると、野菜が腐った臭いとうんちの臭いが混ざった最悪の臭いになります。コーヒーとタバコが混ざった最悪の口臭を緩和させるためには、タバコを止めるのが一番いい方法ですが、なかなか止めるのも難しいです。手間はかかりますが、口臭ケアをこまめに行っていきましょう。

口臭を防ぐのはルブレン

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