舌苔の原因と対策

舌苔は口臭の元凶!舌苔の除去したい!原因・ケア方法・取り方

2018年5月6日

飯野 貴行

お口を清浄にし、口臭を防ぐ効能効果のある「ルブレン」発売元の株式会社いいの製薬です。<日本口臭学会会員><未病産業研究会会員> LINEで質問はお気軽に!

舌苔は口臭の元凶

口臭の原因は舌苔なの?

舌苔は口臭の原因になります。舌苔は細菌のプラーク、角質、食べかすです。それらに含まれるたんぱく質は、口腔内の嫌気性細菌によって、揮発性の硫黄化合物に変わります。そして、硫黄化合物はにおいの原因になります。

舌苔が少し付着した舌は、正常な状態です。つまり、少しくらいの舌苔が硫黄化合物になっても、唾液の抗菌作用や洗浄作用のおかげで、臭いは気になりません。しかし、舌苔が増えすぎた状態では、唾液の抗菌作用で抑えきれず、硫化化合物がたくさんできてしまい、臭いが発生します。

※参考|舌が臭い体験談

舌の働きとしくみ

舌の働きとしくみ

味覚を感じる働き

舌には味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じる部分があり、甘味、塩味、苦味、酸味、旨味の五基本味を感じるセンサーです。1901年のドイツのヘーニッヒの論文が誤解され、甘味、塩見、苦味、酸味の4つの部分は、感じる部分が違うとされていましたが、これは間違いで、特定の場所で特定の味を感じやすいということです。ちなみに舌磨きをしすぎると、味蕾を傷つけて味覚障害を起こします。

食事を助ける働き

唾液の分泌を促し、食べ物の消化を助け、食べ物を飲み込むのを助けます。食ベ物が舌に触れると、まず食感や温度を感じ、その後唾液腺から唾液が分泌されます。その唾液によって、炭水化物(デンプン)は麦芽糖(マルトース)という糖に分解されます。また、唾液は食べ物を飲み込むにも役立ち、さらに口の中の雑菌が増えないように清潔に保つ働きもあるので、舌が正常に働くことは本当に大切です。

コミュニケーション

食べること以外の舌の働きとしては、言葉を発する際に使われています。

健康な舌は、少し表面が白い状態

舌

そんな大切な舌ですが、健康な舌はどんな状態なのでしょうか?舌の色と形は人それぞれ違います。しかし、一般的に健康な舌は、表面が少し白い状態です。

これは美白苔と呼ばれる白くて薄い膜が張った状態で、美白苔は細菌のプラークが舌苔として付着している状態です。口の中にはたくさんの細菌がいますが、その細菌が唾液の殺菌作用で死ぬとプラークが舌の表面の糸状乳頭に付着します。ですから、少し舌の表面が白い状態は正常です。

しかし、白くなり過ぎた状態は過度に舌苔がある状態です。

舌苔の正体とは?

舌が白くなってる

舌についた白や黄褐色の苔のようなものを舌苔(ぜったい)と言います。何らかの原因で舌苔の元になる常在菌のバランスが崩れると、色や量が変化して口臭などのトラブルの原因に。

舌が白い

舌が白い場合には、それは細菌のプラークがたくさん付着して白くなった状態。その他に、舌の剥がれ落ちた角質、食べかすが付着した状態を言います。健康な状態の舌も薄く白い舌苔がありますが、その舌苔が分厚く舌の表面を覆っていくと、真っ白になってしまいます。

舌が黄色い

白い舌苔を放っておくと、黄色く変色する場合があります。

舌が黒い

黒毛舌と呼ばれる舌の表面が黒くなった状態もあります。これは正常な状態の細菌と違った細菌が、プラークとして舌の表面に舌苔として付着した状態で、主な原因としては、抗生物質やステロイド剤の使用が考えられます。

 

舌苔の原因

舌苔、特に奥の方にあるのは口臭の原因になります。 また、臭い玉(膿栓)の原因になるとも言われます。 なぜなら、悪玉菌の集まりだからです。歯磨きしても口臭がする場合には、臭い玉(膿栓)または舌苔が原因のケースが多いようです。 ここでは、舌苔の原因をご紹介いたします。

[原因1]悪玉菌とタンパク質が口腔内に侵入

口臭の原因

  1. 口呼吸をしているとゴミ・ホコリ・悪玉菌自体がどんどん入ってきます。
  2. 鼻が悪い方は後鼻漏によって、口腔内に悪玉菌が入ってきてしまいます。
  3. 悪玉菌の栄養は、お口に残ったタンパク質です。歯磨きができない口の粘膜(頬の内側等)にタンパク質が残ります。食べカスだけでなく、新陳代謝でお口の中からもタンパク質が剥がれ落ちます。これが、悪玉菌の栄養となってしまいます。野菜の多い食生活の場合には、繊維質が自然にお口の中のブラッシング作用を行いますが、野菜が少ない、特に肉の多い食事の婆には、このブラッシング作用が働かず、口腔内にタンパク質がたまりやすくなります。

[原因2]口腔内が乾燥し、悪玉菌が繁殖しやすい

唾液の減少

口が乾燥すると口臭がひどくなることはご存知のとおりです。口の乾燥の原因は以下のようにいくつも存在します。

  1. 口呼吸(鼻づまり、口の筋肉の衰え、口が開く癖など)
  2. 薬の副作用(口が渇く薬を飲んでいる方)
  3. 体質・体調(もともとの体質の他にも、年齢や季節によるものなど)
  4. 更年期(女性の場合には更年期で口が渇く方が多い)乾燥して痛んだ口腔内の皮膚は善玉菌は住みにくく、逆に悪玉菌が繁殖しやすい環境となります。

[原因3]唾液がネバネバ、悪玉菌に抵抗できない

口腔に悪玉菌が繁殖

唾液自体に免疫作用がありますので、唾液が減少すると、悪玉菌に抵抗できません。また、唾液にもネバネバ系とサラサラ系の唾液があり、サラサラ系の唾液がでていないと悪玉菌は繁殖します。よって、緊張やストレスが多い時や夜中はネバネバ系の唾液しかでないので悪玉菌が繁殖しやすくなります

 

ダメな対策

舌ブラシでこすりすぎるのはだめ

舌苔が気になって、舌をきれいにしようと舌磨きをしている人もいるでしょう。舌を適度に磨くのは増えすぎた舌苔を減らして口臭予防に役立ちますが、掃除をやり過ぎるとかえって舌苔が増える原因になることも。
特に舌ブラシなどで表面を強く磨いていると、舌を傷つけたり、表面が乾燥しやすくなります。そこに細菌が繁殖して舌苔が増えてしまうので、ケアをしていても舌苔がきれいにならない場合は掃除のやり方を見直してみましょう。

※参考|舌苔ケアを舌磨きでやりすぎた10人の体験談

 

舌苔が出来る前に予防しよう

歯磨きの時間を短くしない

歯磨き不足

ミントでスッキリ!泡立ちでスッキリ!そんな歯磨き粉が人気ですが、「気分がスッキリしてるだけで、歯磨きの時間が短くなって汚れが落ちてない」ケースが多いのです。汚れは落ちていなければ、舌苔も溜まりやすくなります。歯磨きの時間が短くなっていないか、雑になっていないか注意しましょう。

薬の副作用「口喝」を相談する

薬の副作用で口が乾いて舌苔の口臭に

服用している薬の副作用「口喝」で舌苔が増えすぎることがありますので、医師に相談してみましょう。

ストレスや緊張による唾液の減少

唾液の減少

ストレスや緊張などの精神的負担を感じると、自律神経のバランスが乱れ唾液の分泌量が低下します。
本来口内にある汚れは唾液によってある程度洗い流されていますが、唾液が減少すると舌に汚れが留まり厚い舌苔ができる原因になります。
唾液が減ると、食べカスの磨き残しと同様に口臭や虫歯の元である雑菌も増殖しやすくなってしまいます。

ベロベロ体操

ベロベロ体操

舌苔の改善には色々な方法があります。舌にも筋力があり、年齢とともに低下すると言われています。舌の筋肉が低下すると、舌の位置が低下して舌の上に汚れが溜まりやすい状態になります。その結果、舌苔が発生しやすい状況を作ってしまうのです。

舌の筋肉を鍛える方法の一つに「べろべろ体操」があります。普段の生活で舌を意識的に前後左右に動かすことで、舌の筋肉を強化し舌が下がることを防いでくれます。唾液の分泌が促され、口臭予防にもなると言われており、舌苔の予防にも大変効果的です。

また、顎がずれていたり、体幹の姿勢が悪いと正常な唾液の分泌が促されないことも。片側だけで食べ物を噛む癖がある人や、いつも同じ方の手で鞄を持つような生活習慣が身に付いている人は要注意。顎や体幹の姿勢を正しい位置に治して舌苔の予防に努めていきましょう。

お茶を飲んで口をうるおす

お茶で舌苔と口臭予防

お手軽にできる舌苔予防としておすすめなのが、お茶を飲んで口の乾燥を防ぎ殺菌する方法。特に緑茶やウーロン茶などに配合される「タンニン」は強い殺菌作用があり、細菌の繁殖を防ぐだけでなく口臭予防にも効果を発揮します。食事をしたあとすぐに歯磨きができない場合は、タンニンを含んだお茶を飲んで口内を清潔にしてください。

ただし、緑茶は利尿作用があるカフェインを含んでいるので、飲み過ぎると唾液が分泌される前に尿として排出されてしまいます。緑茶やウーロン茶などのカフェインが入った飲み物は、飲み過ぎないように気をつけましょう。

唾液の分泌を促す

いいの製薬の著作権イラスト 唾液の分泌を促す

唾液の分泌を促して、舌に余分な舌苔が付着するのを防ぎましょう。特に、マッサージはおススメです。唾液腺を刺激すると唾液が自然と分泌されますので、口の中が浄化され、汚れが流されます。

そのほか、たとえば酸味のある梅干しやレモン、酢は唾液が多く分泌されるので、食事をする際は酢の物や柑橘系のフルーツを一品加えてみるのもおすすめです。

他にも、口の中に物が入っていると自然と唾液の分泌量は増えるので、ガムを定期的に噛む方法も舌苔予防に役立ちます。特にキシリトール配合のものは唾液の分泌だけでなく、虫歯予防のサポートにもなるため一石二鳥。また、舌苔の原因になる糖分が少ない、シュガーレスタイプのものを選ぶようにしましょう。

唾液を出して口臭予防!「いいの式唾液腺マッサージ」で一気に唾液腺を刺激しよう!

アルコールやタバコを控える

コーヒーとタバコで口臭

タバコにはニコチンやタールなどが含まれており、喫煙で舌苔が変色して目立ちやすくなります。
また、ニコチンやアルコールには血管収縮作用があり、体内の免疫力を低下させる原因に。
これらは舌苔だけでなく口臭の原因にもなるため、アルコール好きやヘビースモーカーの人は要注意です。

脂質や糖分の多い食事を控える

脂質で舌苔の口臭に

舌苔を作る口内の常在菌は、酸性の食べ物が大好物です。
肉、魚、卵などのたんぱく質や、お菓子に含まれる糖質は酸性の性質を持ち、大量に食べることで細菌が繁殖して舌苔が付着しやすくなります。
特に野菜の少ない外食やファーストフード、甘いお菓子など脂質、糖質の多い食生活を続けている人は舌苔の量が多い傾向にあります。

睡眠中も鼻呼吸にする

睡眠中の原因で舌苔の口臭に

睡眠中に口呼吸をしていると、口内が乾燥してドライマウスになってしまいます。また、就寝中は日中と比べて唾液の分泌量が低下しているため、より細菌が繁殖しやすい環境。鼻づまりを解消したり、加湿器を使うことも検討しましょう。

冷え性を改善する

冷え性で舌苔の口臭

体の血流が悪くなり冷え性の状態が続くと、免疫力まで低下することに。その結果、細菌が繁殖して舌苔が蓄積しやすくなるのです。

弱った胃腸や冷え性を改善する

胃の不調で舌苔の口臭に

東洋医学では舌と胃腸は密接につながっていると考えられており、胃に不調が起こると口内も荒れやすいと言われます。
特に胃腸の調子が悪い時は、体内の免疫力が低下している状態なので、口内の細菌が一気に増殖して舌苔の量が増えるようです。

また、体が冷えて免疫力が下がると、唾液自体の免疫機能が落ち、悪玉菌に対抗する力が落ちますので、冷え性にも注意してください。

 

舌苔が出来たら優しく除去

ここでは、舌苔が気になったときに自分でできる、舌苔の安全な取り方をご紹介します。ただし、舌苔の増加や、歯や舌の痛みなどの症状が長引くときは、必ずかかりつけの歯科医院に相談をして適切な治療を受けてください。

舌ブラシでケア

奥に入れすぎず、専用の舌ブラシで軽く1~2回ほど手前に向けて磨いてください。

舌ブラシは歯ブラシよりも柔らかい素材で作られているので、舌を傷つけにくく優しく舌苔を取り除くことができます。使う際は、舌の奥から手前に向かって汚れを掻き出すように掃除するのがポイント。舌ブラシを奥から手前に大きく移動させると、せっかくとれた汚れが喉へと押し込まれ、雑菌を飲み込むことになってしまいます。

いいの製薬の著作権イラスト 舌ブラシで舌苔磨き

一日に一回を目安に、鏡を見ながら舌を出して奥から手前にていねいに磨いていきましょう。

また、歯磨き粉には歯の表面を削って白くするために、研磨剤が入っているものがあります。研磨剤で舌を磨くと表面を傷つけ、溝ができてプラークが溜まりやすくなってしまいます。舌ブラシを使う時は、歯磨き粉を使わずに水でブラシを濡らして汚れを落としていってください。

舌ブラシはどれでも結構です。どんな舌ブラシを選んでも、ゴシゴシ磨きすぎれば、舌を痛めます。歯ブラシと兼用するのはやめましょう。

専用のウェットシートでケアをする

舌苔をふく

舌苔をケアするには、舌を磨く専用のウェットシートを使うのも効果的。水飲み場がなく歯磨きができない環境の時でも、カバンに入れて置けば隙を見て舌をきれいに掃除できます。

重曹でうがいする

重曹で舌苔予防と口臭予防

アルカリ性の性質を持つ重曹は、舌苔のたんぱく質を取り除く作用があります。
普段のうがいに重曹を追加するだけで、余分な舌苔をきれいに掃除できるので舌苔が気になる人はぜひ重曹うがいを試してみましょう。
やり方は、200mlの水に対して、小さじ半分ほどの重曹を入れた水で、10秒ほどうがいするだけ。
口に含んだ重曹水は喉でうがいするのではなく、口を閉じて口内全体に水が行き渡るようにゆすぐのがポイントです。
歯にプラークが付着しづらくなるという効果もあるため、虫歯や歯周予防にも役立ちます。

ハチミツを舌につける

はちみつで舌苔と口臭予防

ハチミツにはたんぱく質を分解する酵素「プロテアーゼ」が含まれています。ハチミツの中でも、天然のハチミツのみでできた「純粋ハチミツ」を使いましょう。中には水あめやブドウ糖などを追加した加工ハチミツなどもあるため注意が必要です。

この純粋ハチミツを舐めることで、余分な舌苔を分解してきれいに落とすことができます。体にも優しいので、舌ブラシを嫌がるお子様や高齢者におすすめの方法です。

※参考ページ|舌苔をはちみつでケアした経験

定期的な歯科受診

歯科検診で舌苔と口臭予防

虫歯や歯周病の原因菌も、舌苔を増やす原因になります。
舌だけをきれいにするのではなく、歯や歯茎など口腔内全てを清潔で健康に保つのが健康的な舌を取り戻す上で大切。
半年に1回の定期的な歯科受診を心がけ、普段から口内を常にきれいに保つことを意識していきましょう。
口腔内のスペシャリストである歯科医に相談をすれば、その人の舌の状態に合わせた適切なケア方法も提案してもらえますよ。

舌苔には、間違いやすい病気もあります。しっかり舌苔のケアをしても、舌がきれいにならないなら、病院の受診をおすすめします。例えば、舌白板症というこすっても取れないものもあり、これは癌化する可能性があります。

※参考|口腔カンジダ症
※参考|舌痛症

 

舌苔の原因・ケア・取り方のまとめ

ある程度舌苔がついているのは正常な状態ですので、全ての汚れを取り除く必要はありません。しかし、舌苔を放置しておくと口臭や虫歯の原因になるため、毎日適度なオーラルケアを心がけましょう。また、舌苔が極端に黄色や緑など色の異常が見られる時は、内臓の病気が潜んでいる可能性もあります。舌は内臓を映す鏡と言われるほど体の不調が見て取れる箇所ですので、普段と様子が違ったら医師に相談するのも健康維持の上で大切です。くれぐれも、舌磨きのし過ぎは要注意です!

 

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飯野 貴行

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