口臭外来での判断
口臭外来に行かれたことはありますか?検査の種類には、機械と人間の2種類があります。
機械的試験
一般的にはオーラルクロマという機械で測定します。お口の中の揮発性ガスを測定します。
- 硫化水素(卵が腐ったような臭い)
- メチルメルカプタン(魚や玉ねぎが腐った生臭い臭い)
- ジメチルサルファイド(ドブや生ゴミの臭い)
3種類のガスを一度に測定してくれます。
機械で計測すれば十分だと思ってしまいますが、実は「多種にわたる微量な臭い成分が集合しても、口臭になる」ので、結局は人間が感じるかどうか試験しなくてはいけません。口臭外来では、医師がやってくれます。
官能試験
医師自身が患者の吐く息を嗅ぐことで確認します。
- 患者さんの息を正面から医師が鼻で確認します
生きていれば無臭にはならない
キレイにしていても、生きていれば無臭にはなりません。しかし、機械で計測しても、医師が嗅いでみても、特段に口臭レベルが高いわけでもない場合には、問題ありません。特に30センチ離れて、口臭が分からなければ社会的にも問題ないはずです。
しかし、心理的には納得できない方も多いので、その場合にはメンタルケアの分野になります。「陰で悪口を言われたくない」「周りに迷惑をかけたくない」「昔のトラウマで不安になる」などです。過剰に不安にならないように、ストレスを発散しましょう。もし、ルブレンを持ち歩き手元にあること自体が安心につながるのであれば、それも良いでしょう。