口臭の原因の60%以上が舌苔!舌苔の原因と対策を追及します

しょうこしょうこ

歯磨き中に鏡でふと舌を見ると、黄色や白い汚れがあるんですが?

よしこよしこ

これは舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌に溜まった汚れで、そのまま放置しておくと口臭の原因になってしまいます。
また、舌苔は健康状態によって厚みや色に変化が起きるため、普段と様子が違ったら病気が潜んでいる可能性も考えられます。
そのため、ただの汚れだと考えずに思い当る原因を調べ、それに合った治療やケアを行いましょう。
今回は舌苔が発生する原因や予防法、正しいケアの仕方までくわしくご紹介します。

舌苔の正体とは?

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よしこよしこ

舌についた白や黄褐色の苔のようなものを舌苔(ぜったい)と言います。
何らかの原因で舌苔の元になる常在菌のバランスが崩れると、色や量が変化して口臭などのトラブルの原因に。
舌が白いのを気にして舌苔を取り除きすぎるのもよくありませんが、極端に舌が白や黄色い場合は注意が必要です。
唾液の分泌量の異常や内臓疾患など、さまざまな問題が考えられるため、むやみに取り除かずに原因を調べて対処しましょう。

 

舌苔が溜まる10個の原因

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よしこよしこ

それでは、舌苔が必要以上に蓄積されてしまうのはどんな原因が考えられるのでしょうか?
ここでは舌苔が溜まる主な10個の原因をそれぞれご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

舌苔の10の原因~目次~

 

舌苔の原因1.歯磨き不足

食事後の口内は、料理の食べカスが溜まってとても不衛生な状態です。
食べカスは歯と歯の隙間に溜まるイメージがありますが、実は舌や頬の内側にもたくさんの汚れが付着しています。
歯は歯ブラシによって食べカスを取り除けますが、頬や舌まできれいに磨く人は少ないですよね。
この舌や頬に付着した食べカスが留まると、そこに口内の常在菌が繁殖しプラーク(歯垢)に変化してしまいます。
食べカスに含まれるたんぱく質が常在菌によって分解されると、におい物質の揮発性硫黄化合物が作られ口臭を引き起こす原因に。
また、虫歯の原因菌であるミュータンス菌も増殖させてしまうので、歯だけでなく舌もきれいに掃除することが虫歯や歯周病予防の上で欠かせません。

舌苔の原因2.ストレスや緊張による唾液の減少

ストレスで唾液が減少し舌苔の口臭に

ストレスや緊張などの精神的負担を感じると、自律神経のバランスが乱れ唾液の分泌量が低下します。
本来口内にある汚れは唾液によってある程度洗い流されていますが、唾液が減少すると舌に汚れが留まり厚い舌苔ができる原因になります。
この状態をドライマウスと言い、食べカスの磨き残しと同様に口臭や虫歯の元であるミュータンス菌も増殖しやすくなってしまいます。

舌苔の原因3.胃の不調

胃の不調で舌苔の口臭に

東洋医学では舌と胃は密接につながっていると考えられており、胃に不調が起こると口内も荒れやすい傾向があります。
特に胃腸の調子が悪い時は、体内の免疫力が低下している状態なので、口内の細菌が一気に増殖して舌苔の量が増えていきます。
胃の病気は急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍などが代表的ですが、どれも放置しておくと胃腸の機能が低下して、最悪胃ガンなどの命に関わる病気につながることも。
普段よりも舌苔が黄色や緑など色が濃い、量が増えたなどの症状が見られたら、一度病院で検査を受けることをお勧めします。

舌苔の原因4.冷え性

冷え性で舌苔の口臭

東洋医学では古くから、舌を見れば冷え性が判断できると考えられています。
先ほども述べたように、舌は内臓を映す鏡と言われるほど胃腸などの臓器と密接な関わりを持っています。
体の血流が悪くなり冷え性の状態が続くと、内臓の働きが悪くなり免疫力まで低下することに。
その結果、細菌が繁殖して舌苔が蓄積しやすくなるのです。

舌苔の原因5.嗜好品(アルコールやタバコ)

タバコにはニコチンやタールなどが含まれており、喫煙で舌苔が変色して目立ちやすくなります。
また、ニコチンやアルコールには血管収縮作用があり、体内の免疫力を低下させる原因に。
これらは舌苔だけでなく口臭の原因にもなるため、アルコール好きやヘビースモーカーの人は注意が必要です。

舌苔の原因6.脂質や糖分の多い食事

脂質で舌苔の口臭に

舌苔を作る口内の常在菌は、酸性の食べ物が大好物です。
肉、魚、卵などのたんぱく質や、お菓子に含まれる糖質は酸性の性質を持ち、大量に食べることで細菌が繁殖して舌苔が付着しやすくなります。
特に野菜の少ない外食やファーストフード、甘いお菓子など脂質、糖質の多い食生活を続けている人は舌苔の量が多い傾向にあります。

舌苔の原因7.舌掃除を頻繁に行っている

舌苔が気になって、舌をきれいにしようと舌磨きをしている人もいるでしょう。
舌を適度に磨くのは増えすぎた舌苔を減らして口臭予防に役立ちますが、掃除をやり過ぎるとかえって舌苔が増える原因になることも。
特に舌ブラシなどで表面を強く磨いていると舌に深い溝が増えて、そこに食べカスが溜まりやすくなります。
そこに細菌が繁殖して舌苔が増えてしまうので、ケアをしていても舌苔がきれいにならない場合は掃除のやり方を見直してみましょう。

舌苔の原因8.薬の副作用

薬の副作用で口が乾いて舌苔の口臭に

まれに服用している薬の影響で、舌苔が増えすぎることがあります。
慢性胃炎などに使用される「抗コリン薬」、利尿作用がある「降圧剤」、風邪薬に入れる「抗ヒスタミン剤」は、喉と口が乾いて舌苔が発生しやすくなります。
他にも、抗うつ剤や精神安定剤も副作用でドライマウスになることがあります。

舌苔の原因9.睡眠中の口呼吸やいびき

睡眠中の原因で舌苔の口臭に

睡眠中に口呼吸やいびきをしていると、口内が乾燥してドライマウスになってしまいます。
また、就寝中は日中と比べて唾液の分泌量が低下しているため、より細菌が繁殖しやすい環境。
寝起きの口内はトイレの便器よりも細菌の数が多くとても不衛生なので、しっかりとオーラルケアをしないと舌苔や口臭の原因になるのです。

舌苔の原因10.糸状乳頭が長い

糸状乳頭が長い

糸状乳頭(しじゅうにゅうとう)とは、舌の表面に細かく生えている突起のようなもの。
猫の舌はトゲがあり、舐められるとザラザラとした感触がありますが、あの正体は糸状乳頭がもともと長いため。
人の場合も先天的に糸状乳頭が長いこともあれば、後天的に長く変化することがあります。
糸状乳頭は機能が低下した胃腸を守るために、食事の量をコントロールする防衛の役割を担っています。
そのため、胃腸が弱っている人は糸状乳頭が伸びやすく、その隙間にプラークが発生して舌を白くさせてしまうのです。

舌苔を溜め込まないための5つの予防法とは?

それでは、このやっかいな舌苔をできるだけ溜め込まないようにするには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
普段から行っておきたい舌苔の予防法をいくつかご紹介します。

舌苔のケア~目次~

舌苔ケア1.お茶を飲んで口をうるおす

お茶で舌苔と口臭予防

お手軽にできる舌苔予防としておすすめなのが、お茶を飲んで口の乾燥を防ぎ殺菌する方法。
特に緑茶やウーロン茶などに配合される「タンニン」は強い殺菌作用があり、細菌の繁殖を防ぐだけでなく口臭予防にも効果を発揮します。
口をうるおすだけなら他の飲料でも可能ですが、スポーツ飲料やジュースには糖分が含まれているので、かえって雑菌が繁殖して舌苔や口臭の原因になることもあるので控えましょう。
食事をしたあとすぐに歯磨きができない場合は、タンニンを含んだお茶を飲んで口内を清潔にしてください。

ただし、緑茶は利尿作用があるカフェインを含んでいるので、飲み過ぎると唾液が分泌される前に尿として排出されてしまいます。
緑茶やウーロン茶などのカフェインが入った飲み物は、一日に200~400ml程度に留めておき、飲み過ぎないように気をつけましょう。

舌苔ケア2.唾液の分泌を促す

唾液の分泌を促して、舌に余分な舌苔が付着するのを防ぎましょう。特に、マッサージはおススメです。唾液腺を刺激すると唾液が自然と分泌されますので、口の中が浄化され、汚れが流されます。

そのほか、たとえば酸味のある梅干しやレモン、酢は唾液が多く分泌されるので、食事をする際は酢の物や柑橘系のフルーツを一品加えてみるのもおすすめです。

他にも、口の中に物が入っていると自然と唾液の分泌量は増えるので、ガムを定期的に噛む方法も舌苔予防に役立ちます。
特にキシリトール配合のものは唾液の分泌だけでなく、虫歯予防のサポートにもなるため一石二鳥。
ただし、ガムの食べすぎは顎や胃腸にも負担がかかり、顎関節症や下痢を引き起こすこともあります。
また、舌苔の原因になる糖分が少ない、シュガーレスタイプのものを選ぶようにしましょう。

 

舌苔ケア3.生活習慣を見直す

生活環境を見直して舌苔と口臭予防

舌苔が付着する原因である喫煙や過度の飲酒は控えましょう。
また、糖質や脂質の多い高カロリーな食事も舌苔ができる原因になるだけでなく、肥満や高脂血症、高血圧症を引き起こしてしまいます。
たとえ舌ブラシで掃除をしていても、原因を根本的に改善しないとすぐに舌苔が溜まってしまいます。

酸性が強い脂質や糖質の過剰摂取は避け、アルカリ性の食材をとることが舌苔の予防におすすめ。
海藻、野菜、果物、キノコ類はカリウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富で、アルカリ性の食材です。
毎日自炊をするのが難しい人でも、できるだけサラダや野菜の入ったスープを追加して、アルカリ性の食材をメインにした食事を心がけましょう。

舌苔ケア4.定期的な歯科受診

歯科検診で舌苔と口臭予防

虫歯や歯周病の原因菌も、舌苔を増やす原因になります。
舌だけをきれいにするのではなく、歯や歯茎など口腔内全てを清潔で健康に保つのが健康的な舌を取り戻す上で大切。
半年に1回の定期的な歯科受診を心がけ、普段から口内を常にきれいに保つことを意識していきましょう。
口腔内のスペシャリストである歯科医に相談をすれば、その人の舌の状態に合わせた適切なケア方法も提案してもらえますよ。

 

舌苔の取り方4パターン

ここでは、舌苔が気になったときに自分でできる、舌苔の安全な取り方をご紹介します。
ただし、舌苔の増加や、歯や舌の痛みなどの症状が長引くときは、必ずかかりつけの歯科医院に相談をして適切な治療を受けてください。

舌苔の取り方4パターン~目次~

舌苔の取り方1.ハチミツを舌につける

はちみつで舌苔と口臭予防

ハチミツにはたんぱく質を分解する酵素「プロテアーゼ」が含まれています。
ハチミツの中でも、天然のハチミツのみでできた「純粋ハチミツ」を使いましょう。
中には水あめやブドウ糖などを追加した加工ハチミツなどもあり、プロテアーゼの効果が十分に発揮されない可能性があるため注意が必要です。

この純粋ハチミツを舐めることで、余分な舌苔を分解してきれいに落とすことができます。
体にも優しいので、舌ブラシを嫌がるお子様や高齢者におすすめの方法です。

舌苔の取り方2.重曹でうがいする

重曹で舌苔予防と口臭予防

 

アルカリ性の性質を持つ重曹は、舌苔のたんぱく質を取り除く作用があります。
普段のうがいに重曹を追加するだけで、余分な舌苔をきれいに掃除できるので舌苔が気になる人はぜひ重曹うがいを試してみましょう。
やり方は、200mlの水に対して、小さじ半分ほどの重曹を入れた水で、10秒ほどうがいするだけ。
口に含んだ重曹水は喉でうがいするのではなく、口を閉じて口内全体に水が行き渡るようにゆすぐのがポイントです。
歯にプラークが付着しづらくなるという効果もあるため、虫歯や歯周予防にも役立ちます。

舌苔の取り方3.舌を上あごに擦りつけて取る

最も安全でお手軽なのは、舌を上あごに擦り付けて舌苔を取り除く方法。
舌全体を上あごに押し付けて、ゴシゴシと擦り付けるだけで適度に舌苔を落とすことが可能です。
上あごとの摩擦によって舌苔が剥がれやすくなりますが、やり過ぎると舌を傷つけることもあるため、10回ほどを目安に行ってください。

舌苔の取り方4.舌ブラシでケア

舌ブラシは歯ブラシよりも柔らかい素材で作られているので、舌を傷つけにくく優しく舌苔を取り除くことができます。
使う際は、舌の奥から手前に向かって汚れを掻き出すように掃除するのがポイント。
舌ブラシを奥から手前に大きく移動させると、せっかくとれた汚れが喉へと押し込まれ、雑菌を飲み込むことになってしまいます。
一日に一回を目安に、鏡を見ながら舌を出して奥から手前にていねいに磨いていきましょう。

また、歯磨き粉には歯の表面を削って白くするために、研磨剤が入っているものがあります。
研磨剤で舌を磨くと表面を傷つけ、溝ができてプラークが溜まりやすくなってしまいます。
舌ブラシを使う時は、歯磨き粉を使わずに水でブラシを濡らして汚れを落としていってください。

舌苔の取り方5.専用のウェットシートでケアをする

舌苔をふく

舌苔をケアするには、舌を磨く専用のウェットシートを使うのも効果的。
水飲み場がなく歯磨きができない環境の時でも、カバンに入れて置けば隙を見て舌をきれいに掃除できます。

 

舌苔の原因・ケア・取り方のまとめ

よしこよしこ

ある程度舌苔がついているのは正常な状態ですので、全ての汚れを取り除く必要はありません。

しかし、舌苔を放置しておくと口臭や虫歯の原因になるため、毎日適度なオーラルケアを心がけましょう。
また、舌苔が極端に黄色や緑など色の異常が見られる時は、内臓の病気が潜んでいる可能性もあります。

舌は内臓を映す鏡と言われるほど体の不調が見て取れる箇所ですので、普段と様子が違ったら医師に相談するのも健康維持の上で大切です。

くれぐれも、舌磨きのし過ぎは要注意です!次の記事をご覧ください。

 

舌苔ケアを舌磨きでやりすぎた11人の体験談(血がでる・ヒリヒリする・味覚障害・舌の乾燥・口臭の悪化)

以上「舌苔は口臭の元凶!10個の舌苔の原因・ケア方法・取り方(はちみつ・重曹・舌ブラシ・擦りつけ等)」でした。

口臭を防ぐのはルブレン

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