口臭ケア(予防と対策)

歯科医が解説!誤りがちな口臭対策と正しい口臭ケア

2018年8月31日

歯科医

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口臭を歯科医に相談できない方

自分の口臭が気になるると、何とかしてニオイをかくしたくなりますね。

しかしニオイをごまかしたり隠したりするための方法が、かえって口臭を強くしてしまう原因になることがあります。

今回は普段みなさんがやりがちな「誤った口臭対策」と、正しい口臭の予防法などについてお話ししていきたいと思います。

実は間違っていた!?普段やりがちな口臭対策

最初に、多くの方が陥りやすい誤った口臭対策についてご紹介していきましょう。

1日に何度も歯を磨く

1日に何度も歯を磨く

自身の口臭が気になる時、歯磨きの回数を増やしてみたり、香りの強い歯磨き剤をたっぷり付けて歯を磨いたりする方も多いでしょう。

口臭予防として歯を磨くこと自体は正しいのですが、しかし歯の磨きすぎや歯磨き剤の使いすぎはおすすめしません。

口臭が気になるからといって頻繁に歯を磨くとお口の中が渇きやすくなり、かえって口臭を強くしてしまいます。また磨きすぎは歯や歯ぐきを傷つけてしまう恐れもあるので、歯磨きは多くても1日に3回までにとどめましょう。

歯磨き剤は製品によって「発泡剤(泡立ち成分)」が配合されているものがあります。この発泡剤もお口を乾燥させたり、頬や舌の粘膜を傷めたりして口臭を強くしてしまう要因になります。

使用すること自体に問題はありませんが、歯磨き剤はブラシにほんの少しのせる程度にするか、もしくは発泡剤の含まれていない「歯磨きジェル」や「液体歯磨き」を選ぶようにするとよいでしょう。

マウスウォッシュを使う

マウスウォッシュを使う

口臭が強くなると、歯磨きの次に頻度が多くなりがちなのがマウスウォッシュの使用です。確かに殺菌成分が配合されているマウスウォッシュは口臭対策にも有効なのですが、気をつけたいのはその他に含まれてる成分です。

マウスウォッシュの中には味をよくしたり、爽快感を高めたりする目的でアルコールが配合されているものがあります。しかしアルコールは粘膜の弱い方には刺激が強く、またお口の中を乾燥させて口臭を強くしてしまうこともあるので使用には注意が必要です。

もし口臭対策として使用したい場合は、アルコールフリーのマウスウォッシュを選択しましょう。

ミント味のタブレットやガムを咬む

ミント味のタブレットやガムを咬む

口臭対策で多くの方がやりがちなのは「ニオイを他のニオイでごまかすこと」。この方法で最も手軽に用いられるのが、ミント味のタブレットやガムです。

タブレットやガムを咬んでいる間は一時的にニオイは和らぎますが、お口の中に残った糖分が新たな口臭を発生させる元となっています。

タブレットやガムも唾液の分泌をうながすという意味において口臭対策には有効です。ただ商品を選ぶ際は、必ず糖分を含まないノンシュガーのものにしましょう。

お茶(緑茶)を頻繁に飲む・お茶でお口をゆすぐ

お茶(緑茶)を頻繁に飲む・お茶でお口をゆすぐ

「口臭対策には緑茶がおすすめ」というフレーズを耳にしたことはありませんか?緑茶には殺菌効果のあるカテキンや、防臭効果のある葉緑素が含まれることから、以前より口臭対策として有効といわれてきました。

また近年はその殺菌効から、風邪やインフルエンザの予防として「緑茶うがい」も推奨されています。

一方で緑茶にはカテキンや葉緑素のほかに、利尿作用の高いカフェインやテオフィリンが含まれています。さらにこれらの成分は唾液の分泌を低下させる働きもあるため、お口の中を乾燥させ口臭を強くする要因となります。

したがって食後の1杯に飲む程度であれば問題はありませんが、口臭対策として緑茶を頻繁に飲む、または緑茶でお口をゆすぐことはあまりおすすめできません。

歯科医がおすすめする正しい口臭ケア

では次に、歯科医がおすすめする口臭ケアをご紹介していきます。

歯石をとってもらう

歯石をとってもらう

口臭の元となるお口の中の食べかすやプラークなど汚れは、歯ブラシで落とせます。しかし意外に盲点となっているのが、歯の裏側にこびりついた歯石です。

歯石はプラークが唾液の成分によって硬くなったもので、歯石自体がニオイを発することはありません。しかし表面がザラザラしている歯石には汚れや細菌が付着しやすいく、結果として口臭を強くしてしまう要因になってしまいます。

この歯石は残念ながら歯ブラシで落とすことはできません。口臭の気になる方はぜひ一度、歯科医院で専門的なクリーニングをおこなってもらいましょう。

フロス・歯間ブラシで細かい部位の汚れを取る

フロス・歯間ブラシ

ニオイの元となる歯の汚れのうち、特に口臭の原因となるのは歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間の小さなすき間にたまった汚れです。

口臭のニオイを作り出すのは主に歯周病菌ですが、その歯周病菌は空気の触れない小さなすき間に好んで生息しています。このようなわずかなすき間の汚れや細菌を、歯ブラシだけで落としきるのは困難です。

したがって歯を磨く際は歯ブラシ以外に、すき間汚れに適した歯間ブラシやデンタルフロスを使用するほうが口臭予防の効果が高くなります。

よく咬む

よく咬む

咬むという行為によってお口をしっかり動かしていくと、食べ物の流れがよくなり食べかすなどの汚れがたまりにくくなります。

また食べ物をしっかり咬めば唾液の分泌がうながされ、口臭予防につながります。

水分をこまめにとる

水分をこまめにとる

口臭予防において最も気をつけたいのがお口の渇き。お口の中が乾燥すると雑菌が繁殖し、口臭を強めてしまいます。

お口の乾燥を防ぐためには、先述にあるようにしっかり咬んで唾液の分泌を活発にすることとのほか、こまめに水分を補給することも大切です。

ただし糖分やカフェインを含んでいる飲み物は、口臭予防には不向きなので注意しましょう。

まとめ

よかれと思ってやっていた口臭対策が、実は反対に口臭を強くしてしまう原因になることがあります。

また方法自体は間違っていなくても、頻度や使い方を誤ってしまうとやはり口臭を増悪させてしまうため注意しましょう。

今回の記事が口臭に悩む方の参考になれば幸いです。

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